あれからこれから

不安障害と更年期うつを抱えた私の記録

主治医との相性

 


病院探しには本当に苦労した。

 

10年前に私がはじめて行った心療内科は、今の主治医と同じく女性医師だった。

女性の先生なら気持ちを分かってくれるはず。

そんな思いで必死に見つけた病院。

 

ところが、初診で私の期待はあっさり裏切られ、医師に言われた言葉にひどく傷ついた。

セカンドなんたらだ。もうボロボロ。

でも他の病院を探す気力は無い。出された抗不安薬を飲んでしのいだ。

薬が効かなければ「はい、次はこれ飲んで」。

そんな感じで1年半通ったけど、私の症状は良くなるどころか酷くなり、薬の量は増える一方。

抜けられないループにまんまとハマってしまった。

 

 

今の病院は予約制。先生は現在新患をとっておらず、患者数を抑えている。

いつも30分以上話をする。もう帰った方がいいですか?と、こちらが心配になるぐらい。

今まで行った所は初診が30分、2回目からは薬がどうだったかを聞かれるぐらいで長くて10分だった。

 

今の主治医に出会えたことは本当にラッキーだったと思う。

私は知人のツテでうまく入り込む事が出来たけど、それでも予約できたのは1ヶ月先だった。急を要する人にはハードルが高い。

それに、医師と相性が合うか信頼できるかは行って話をしてみないと分からない。

 

主治医から「一緒に楽になる方法を探していきましょう」と言われた時、

このあと壺勧められたりしない?と一瞬疑いたくなるほど、私の心療内科医に対しての不信感は強かった。

「こんな先生もいるんだ」感動の出会いだった。

 

 

先日メンタルだだ下がりの私は、苦しい胸の内を手紙にしたため主治医に送った。

(怖っ)

送った後に、またやっちまったと思っても後の祭り。 

またと言うのは、私が手紙を送ったのはこれが2度目だったから。

でも、次の診察日まで2週間もある。

もう気が狂いそう。OD寸前。

 

一回目の手紙を書いたのは、少しずつ減薬を初めていこうかと話していた頃。

予約の日にどうにも動けず、そんな自分が情けなく、薬を取りに行ってくれる夫にほぼ殴り書きの手紙を託した。

でも、先生は「本当のあなたが分かった」と言い、その後私が拒んでたカウンセリングの必要性を説かれ、自立支援も手続きした。

 

 

私は人と話す時、その人に合わせた自分を装うクセがある。これが販売という仕事では役に立っても、プライベートではキツイだけ。

病院に行くとちゃんとしなきゃと思っている自分がいる。どうしても自分は甘えてると思ってしまう。

何度も「甘えじゃなくて病気なのよ」と言われても呪縛が解けなくて、先生も困った患者だと思ってるだろう。

 

一年経って、ようやく先生に甘えられるようになったけど、信頼からの甘えと思ってもらえてると良いな。