あれからこれから

不安障害と更年期うつを抱えた私の記録

吐き出しメモ


小学生の頃から、誰にも言えない思いをノートに書くようになった。

絵を描くことが現実逃避なら、こちらは吐き出すための手段。

日付は書かない。ひたすら殴り書き。

雑記というかデスノートというか。そして、それらを読み返すことはない。

読んでも辛くなるから。

 

 

親元を離れてから、徐々に書くことは減っていった。順風満帆とはいえなかったけれど、自分の人生をより良くしようと必死で、書く暇も無かったように思う。

 

 

10年前にダウンしてしまった頃から、また書くことが増えていった。

吐き出せる場所が無かったあの頃に戻った。

ノートの他、携帯のメモにも書くようになり、初の年月日が記録された。

 

 

このブログは更年期の体験を残すため、過去の事を時系列にそって書こうと思っている。

だから年月日付きのメモは大変役に立つ。

 

1年前の私は体調も心も最悪だった。

私に振り回されていた夫も持病の腰痛が悪化。さらにコロナになったりと、2人とも仕事を休みがちだった。

 

 

昨晩、続きを書こう読み返した。ちょうどホルモン補充療法を始めるか悩んでいた時期。

 

つらい。

なにがつらいって、まあ、よく乗り越えたよ的な夫婦の危機がツラツラと書かれているからだ。

そこには夫にこんな事を言われてショックだったとか、私の気持ちをなぜ分かってくれないんだとか、とにかく重くて読んでいてどっと疲れた。

明らかに自分の精神状態がおかしい。

 

この頃の私はとにかくイライラしていて、夫の些細な言動に強く拒否反応を起こし、事を大きくしていた。

 

 

前の結婚では言いたいことが言えない同士で、それが離婚の原因にもなったので、夫とはお互い言いたいことは言っていこうと決めていた。

が、もともと事を穏便にしようとするタイプの私にはそれがむずかしかった。

 

調子が悪いと些細な事がトリガーになり、それまでの溜まり溜まっていたものが大爆発。

数年前の「そんな事よく覚えてたよ」って事まで引っ張り出してきて、夫に襲いかかる。

 

 

 

勝手なもので、調子が悪い時の記憶はふわっとしている。

とにかく自分がきついので相手の辛さまでは配慮できない。

その都度、謝り、夫はお互い様だよと優しい言葉をくれていたが、果たして本当に大丈夫なんだろうか?読み進めるうちに不安になってきた。

 

お互い避けているからだろうか、去年のことを話すことはない。夫も思い出したくないんだろう。

 

「去年は迷惑かけてごめんなさい」

改めて謝ろうと、メモを読み返しながら思った。