あれからこれから

不安障害と更年期うつを抱えた私の記録

見た目の変化がつらい

 

女性ホルモンは、一生のうちティースプーン1杯ほどしか出ないらしい。

 

このわずかな量で生殖機能、心血管、脳機能、皮膚代謝、自律神経、さまざまな事を整えてくれているそう。

若い頃、夜更かししたり化粧を落とさず寝たり、健気に働く女性ホルモンをお座なりにしていた自分に喝を入れてやりたい。

 

更年期になると、今まで女性ホルモンがどれだけ自分を守ってくれていたかを感じる事が次々と起こる。

 

 

51歳のある日、足と腕にとんでもない量の赤い発疹が出た。

 

ひっっ!!

これがなんとも気色悪い。


2年ほど前から足に赤いポツポツが出てはいたが、『エクエル』を飲み始めて少し枯れていたのに。

虫刺されとは思えない、どう見ても異常な量。すぐに皮膚科へと駆け込んだ。

 

 

医師「ああ、アレルギー性血管炎ですね。」

 

???

 

医師「ウィルスが血管に入って、毛細血管が破裂して血が出てるんです。塗り薬出しときますから。」

 

診察時間、体感1分。

 

 

血管が破裂?

先生、今すごく怖いことおっしゃいましたけど。

 

「そ、それって、塗り薬だけで大丈夫なんですか!?」出口に促す看護師さんを無視して食い気味で聞く。

 

医師「ああ、血尿出てないし、腎臓にはウィルスいってないと思うから。

血尿出たら大きい病院紹介するから、そん時また来て。

 

 

二度と来るかボケ (心の声)

 

 

 

幸い、その後血尿は出なかった。

赤いポツポツは減ったものの、その後も出続けた。

同年代の友人にも赤い発疹が出た子がいて、「ホルモンか」と2人で納得した。

 

この頃はまだマスク必須で、マスクによる肌荒れや吹き出物がひどかった。ビタミンC摂りまくった。

昔ならすぐ治っていたものがなかなか治らないうえに、跡が残ってしまった。

 

白髪は今まで生えてきたら抜いていたが、流石に全部抜いたらハゲる量になってきた。

首やおでこのシワが気になる。ほうれい線が目立ってきた。

お肌や目に見えるところが調子悪いとよりメンタル辛い。

 

 

老いていく自分といかに折り合いをつけていくか。

目指すは、見た目カッコ良くて中身はかわいいおばあちゃん。(また理想が高い)

 

更年期が10年あると知って驚いたが、変化していく体と向き合い、これからの人生を考えるには必要な時間なのかな、と今は感じている。