あれからこれから

不安障害と更年期うつを抱えた私の記録

なぜ私なのか問題 その② 『見える』という人

 


私はピンチに陥ると、占いに走る。

 

悪い時期だと分かれば少しでも納得できる。もちろん占いが絶対だとは思ってない。

ただ、良い時期、悪い時期(動かない方がいい時期)、これを分かっているとリスクが減ると思っている。

 

ところが、どの占いにも "良い時期" と書いてある。

 

良い時期なのに悪いことに巻き込まれるってどういうこと?

やっぱり自分が悪いんだ、と自分を責めてしまう。

他人に相談しにくい事は吐き出し場が無く、ひとりで抱え込んでしまう。夫もこれ以上話を聞くのは限界だろう。

 

そんな時、むかし知人から教えてもらった整体師さんの事を思い出した。

知人いわく『見える人』だという。

またまたあ〜

 

統計学なら根拠が分かる。見えるという人はどう見えるんだ。

宜保愛子的な?すごく興味はあるが少し胡散臭い。

と、聞いた時は思った。

 

でも今は違う。私はこの状況を打破する為の答えを欲していた。

 

電話をすると落ち着いた声の女性が出た。名前を伝えて予約する。

もう見えてるかもしれない…(すでにロックオン)

 

当日、マンションの一室へ向かった。

そこには宜保愛子感の微塵もない30代ぐらいの女性がいた。

整体なので受けやすい服に着替え、施術が始まる。ああ、かなり張ってますね、ボキボキ。かなり曲がってますね、ボキボキ。

 

私の期待している『見える』話に一向にならない。

 

施術が終わり、ハーブティーを飲みながらのリラックスタイム。体はスッキリしたのでこれでも良いかと思っていた時、先生がおもむろに話し始めた。

 

  1. 目立つか目立たないかの2極で考えている。
  2. ハッキリとしたポリシーや意見を持っているが、繊細で優しくて言えない性格。
  3. 今の職場は嫌な所ですねw。リハビリと考え、言いたい事や意見を言う練習をしましょう。キツく言わなくていいので、笑顔で「ごめんなさい」で逃げる。
  4. 「この人は何でも言う事を聞いてくれる人」という周りの概念が消え、顔つきや醸し出す空気が変化し、変な人が寄って来なくなる。
  5. 長く続けようとして頑張り過ぎるのをやめ、楽しんで働く。
  6. まあいっか、なるようになると、流れに逆らわないでやっていけば次に繋がって行く。

 

 

職場の事は言ってない。私の情報は名前と電話番号だけ。ここを教えてもらった知人とは何年も連絡をとってない。やはり『見える』のだろうか?

 

最後に自分からこんな事があってと、殴られた事を話した。

隠れる所に行かないようにと言われた。これは見えなくても分かる事だろう。

でも、一番ハッとした。

 

 

私は幼い頃から隅っこが大好きだ。秘密基地、押入れ、本棚の横、柱の影。隅っこで静かに遊んでる子供だった。

 

大人になってもそれは変わらなかった。

隠れたがる癖がついていて、引き込まれるようにそこへ行ってしまう。飲食店でも隅の方の席を探す。さすがに人通りのない夜道は歩かないけど。

これ以降、単独行動での隅っこは避けるようにした。

 

その後すぐ、今の仕事が見つかり、事務の仕事は辞めた。変な人は寄って来なくなった。