あれからこれから

不安障害と更年期うつを抱えた私の記録

断捨離の基準

 

昨日の出勤前、服選びに悩んだ。

天気予報では全国的に夏日。

夏服はまだ出してないし、どうしよう。

 

ふと、クローゼット奥のワンピースが目に入った。

2年ほど着てなくて、メルカリで売るかな、売れるかな、でも面倒くさいな。で放置していた。ここ数ヶ月、見て見ぬフリ。

買った時は出番が多かったものの、柄に飽きてしまい着てなかった。

 

これでいいや。最後に着よう。

 

ワンピースを選んだのは正解だった。裾から風が入ってきて涼しい。

 

 

私は販売業で裏方を担当しているが、店頭に立つ事もある。ゴールデンウィークは遠方からのお客さんも多く、普段と客層が違ったりする。

 

昨日は元同僚が遠方から来てくれた。

2年ぶりの懐かしい笑顔。彼女とは波長が似ているのか、会ったその日から仲良くなった。

連絡も入れずふわっと現れるところも似てる。いなかったらそれはそれでいいかタイプ。

良い意味で人への執着がなく、お互いふわっとしている。

 

そういえば彼女と前回会った時もこのワンピースを着ていた。

 

これ、手放すなってこと?

今日これ着てたから会えたのかもよ。

明日だったら私休みだから会えなかったし。

 

夫に話せば「ただの偶然」と一喝されるヤツ。

偶然だろう。でも、なにか手放しづらくなってしまった。

 

 

昔、片づけを生業にしている人がよくテレビに出ていた。

物を手放す基準を「ときめく」or「ときめかない」で決めようって人で、散らかった部屋で一枚一枚洋服を見ながら「ときめく?ときめかない?」ってやってる姿は斬新だった。よく思いつくよな。

 

最近見ないなと思っていたら、海外で活躍されていた。

断捨離の考え方がこの人の人生をも変えたのか。人生ってわかんないもんだ。

 

ちなみにこの方、今は3人の子育て中で大忙し。どうしても散らかっていく部屋で、今は片づける事をあきらめているそう。

片づける時間より子供たちと過ごす時間の方が大事ってことに気づいたって。いや、良いよ。素敵な考え方だと思う。

 

このワンピースにもう「ときめき」はなかったが、捨ててはダメなような気がして、またクローゼットの奥に戻した。